【八ヶ岳主峰 赤岳へ 快晴・無風 日帰りソロ山行】2013年11月23日

八ヶ岳主峰赤岳と霊峰富士
 

週末、絶好の行楽日和・ 山日和天気予報に誘われて、 さてどこにしようか?と思案
アプローチの良い八ヶ岳の主峰:赤岳をセレクト
展望がよく、アクセスがよいのも魅力です
夏の赤岳には、7,8年程前に1度行きましたが 雪山シーズンは初めて
そういえば、アイゼンデビューも 八ヶ岳の天狗岳でした  懐かしい
雪や氷の状態がわからないので、 結構ドキドキです  金曜夜、帰ってあわてて準備

22:30 愛車のJimny(JB23WILD WIND)に乗り、 自宅のある横浜を出発

この時間なら、 八王子→中央道でも大丈夫かな?と甘い予想
案の定はずれて、16号バイパスは大渋滞  結局いつものように
東名→御殿場→御坂みち→中央道のルートに決定
最近は 北アルプスでも南アルプスでも ほとんどこのルートを使っています
御殿場までの行きは ほとんど渋滞しないので ほぼ毎回45分ぴったり
御坂みちも信号が少なく 渋滞も少ないので ストレスのない 快適なドライブが楽しめます
途中には ロッククライミングの名所 三つ峠への登山口もあります
映画「岳」のクライミングシーンもこちらで撮影されたそうです 富士山の眺めも抜群です
一宮御坂から中央道に入り、 諏訪南I.C.でおり、 登山口のある美濃戸へ


03:30 登山口の赤岳山荘駐車場着
道路の状態ですが 昨日までの時点で 中央道諏訪南I.C.から
美濃戸口までは完全にドライ 美濃戸口から赤岳山荘駐車場までも ほぼドライでした
(ただしこの林道は、 かなり狭い・でこぼこの悪路なので、 オフロード(4WD)車での利用を
お勧めします  美濃戸口に駐車して、そこから歩く方も多くいます)
また電車利用の方は、中央線茅野駅から 美濃戸口までバスが出ていたかと思います
仮眠をとり、AM5:00に出発の予定が、寝坊しました

06:00 赤岳山荘を出発 
天気は、雲ひとつない快晴

快晴の朝
ルートは 北沢ルートと南沢ルートの2つありますが
今回は 北沢ルートでまず赤岳鉱泉を目指し そこで荷物をデポさせてもらい
身軽になった状態で、 山頂をピストンするスピード優先スタイルに決定
赤岳鉱泉までは、ずっとゆるやかな上りで、 ほとんど危険箇所はありませんが、
ところどころ凍結していますので、 スリップ・転倒にはくれぐれも注意してください

08:30 赤岳鉱泉に到着
赤岳鉱泉で荷物をデポさせてもらい、 さらに朝ごはんまで いただいてしまいました
小屋の方、朝の忙しい時間にありがとうございます!

赤岳鉱泉の朝
アイスキャンディ発達中:完成はいつごろ?
09:00 赤岳鉱泉を出発
赤岳山麓の行者小屋へ向かいます  途中の中山展望台からは、
大同心の岩壁の眺めが とてもよかったと思います  時間のある方は、ぜひ
今回はそのままスルー 先を急ぎます

09:30 行者小屋に到着 
ここまでアイゼンなしで大丈夫でした ここからいよいよ地蔵尾根への登りに入ります
しばらく樹林体の中を進み そのうち勾配が急になってきます
ここでアイゼンを装着 このあたりも危険なところは ほとんどありません
少し心配だなあと思うところには 必ず鎖・梯子がついていますので安心ですが
アイゼンの爪を引っ掛けたりしないように注意
途中振り返ると 北アルプスの大パノラマが広がっています
いつか北アルプス冬季大縦走なんて やってみたいですが そんなに甘くないですね きっと
大キレットが一目でわかります

北アルプスの美しい稜線

行者小屋から赤岳を仰ぎ見る

美しい樹林帯と岩壁
10:30 無事に地蔵尾根に到着


阿弥陀岳の向こうに御嶽山
ここまでくるとほぼ360℃の大パノラマが広がり 目の前に見える
赤岳山頂にむけ さらにテンションが上がります

地蔵の頭から見た赤岳山頂と富士山!
阿弥陀岳も近い!大きい! いつか南稜とかも挑戦してみたい!!


阿弥陀岳をバックいお地蔵さんと一緒に撮っていただきました
それにしてもよい天気 雲ひとつなく、空気も澄んでいます
さあ、山頂まであとひとふんばり  地蔵尾根から赤岳展望荘までも
危険箇所はほとんどありませんが やはり転倒・滑落等には、 細心の注意が必要です
アイゼン・ピッケルは必携です
この日は、快晴・無風で絶好のコンディションでしたが
ひとたび天候が崩れると状況は激変すると思います 
目出帽やゴーグルはもちろん冬季用のブーツも必携かと
特にこのあたりは、風が強まると、 立っているのも難しい状況になると思うので、
天候判断・状況判断にはくれぐれも気を配りたいです
そういえば、八ヶ岳で思い浮かべるのが、
新田次郎著の アルピニスト伝記長編 3部作の一つ『銀嶺の人』
天候の急変で、主人公の二人(実在する今井通子さん、 若山美子さんがモデル)が、
赤岳から横岳の稜線で遭難寸前になり、 そこでの出会いから物語が始まります
八ヶ岳というとなんだか そのイメージが強いです


地蔵の頭を越え、 約10分で赤岳展望荘(冬季休業中)に到着
そのまま赤岳山頂に向け 最後の登りに取り付きます
ここから勾配もきつくなりますが 雪もしっかりと付いていて 
この日は、あまり危険な感じはありません
ただ、ところどころ、アイスバーンの上に 薄っすら雪がのっているところがあり
かなり滑りやすそうです なるべくさけて上ります
そして頑張ること約30分


11:10 赤岳山頂に到達!!  360℃の絶景です!!



富士山と北岳: 標高第1位と第2位の揃い踏み! なかなか1フレームに収める 機会がないので大満足!

赤岳山頂から富士山

特に富士山の秀麗な姿、 素晴らしいの一言でした
さらに南アルプスの北岳・甲斐駒ケ岳・仙丈岳 中央アルプスの山々 御嶽山 乗鞍岳
北アルプスの山々、 立山・後立山連峰の山々 ・・・・
いつまでも眺めていたい気分ですが 日没が早い(午後4時半ごろ)ので
簡単なお昼ご飯をとり 名残惜しいですが 山頂を後にしました

12:00 赤岳山頂を出発 

12:15 地蔵尾根に到着
お地蔵さんと一緒に北アルプスの稜線を再度満喫 
尾根の名前の由来のお地蔵さん 空の青が素晴らしかった

 12:55 行者小屋(冬季休業中)に到着
行者小屋 バックの大同心・小同心と青と白のコントラストが最高でした
13:25 赤岳鉱泉着


ここでコーヒーブレイク StarbucksのVIAイタリアン・ローストが大変美味しかった!
インスタントですが疲れた身体にしみます
山で飲むコーヒーは格別ですね! しばしの休憩のあと


13:50 赤岳鉱泉を後に 

15:05 北沢南沢分岐 

15:12 無事、駐車場へ帰着

下りは快足を飛ばして約1時間20分
帰ってきたときの、 なんとも心地よい疲労と開放感!!
このあと山旅の疲れを癒そうと、 登山口から20kmほどの、
山梨県北杜市白州町にある、 白州・尾白の森名水公園「べるが」http://www.verga.jp/にある
甲斐駒ケ岳温泉「尾白の湯」へ
もちろん天然温泉で露天風呂から見える南アルプスなど 絶好のロケーションにあります

夕暮れの甲斐駒ケ岳

ついでに「べるが」で晩御飯も
このあたりは南アルプス天然水のふるさと!
サントリーの白州蒸留所 http://www.suntory.co.jp/factory/hakushu/ もすぐ近く にあります。
ウイスキーお好きな方にはおなじみですね
水が美味しいので、ご飯(白州米というブランド米)も豆腐やそばも なんでも美味しくいただけます


こうして、温泉で山旅の疲れをとり、 美味しい食事をいただいて帰路につきました

後記
今回は厳冬期前の貴重な山旅になりました
厳冬期に入ると、北・南アルプスは  エキスパートのみに許されるエリアになるので
逆に八ヶ岳エリアは混雑するようです アイスクライミングのメッカですし
イッテQのイモトさんも マナスル登頂前に 八ヶ岳でアイスクライミングの
トレーニングしてました  この時期は、冬山を楽しむ方には少し早く
夏や秋の登山を楽しむ方には時期が遅いため 空いていて おすすめな時期なのかもしれません
今回快晴・無風のまたとない条件でしたが、
12月以降は、厳重な防風・防寒対策が 必要なのだろうなあと思いました









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