雪山シーズン到来【快晴の南八ヶ岳・赤岳】日帰り・赤岳展望荘ピストン 

2014.12.19 Fri 地蔵の頭から主峰・赤岳を見上げて 手前は赤岳展望荘
今シーズンはすでに寒波が幾度となく訪れ 
山はすっかりと本格的な雪山シーズンの到来ですね
なかなか休みがとれず 悶々とした日々を送っていましたが
ようやく天気と休みのタイミングが合い  夏より冬がハイシーズンの八ヶ岳へ!

八ヶ岳エリアは首都圏・関西圏を早朝に出発すれば 
その日のうちに稜線の山小屋まで到達できる
アクセスのよさが最大の魅力!  

大寒波の合間に束の間の晴天・無風の天気が1日だけ訪れそう
今回も日帰り・ピストンです
アプローチは夏に行った阿弥陀岳と同じく圏央道・中央道利用で美濃戸口へ
19:30 やっとのことで仕事を終え 横浜を出発 
圏央道利用の八ヶ岳へのアクセスは
過去ブログ 阿弥陀岳【南八ヶ岳】南沢‐行者小屋‐中岳新道ルート ピストン2014年8月3日
を参照してください

23:00 諏訪南ICで中央道をおり 美濃戸口へ

諏訪南インターと美濃戸口の間にある唯一のコンビニ
Familymart諏訪南インター店さん いつもお世話になっております
買い出しの必要な方は 忘れず済ませておきましょう
美濃戸口にある八ヶ岳山荘さん 2,000円で仮眠もとらせていただけます
美濃戸口に駐車 車内で仮眠をとり
6:00 起床(4時予定でしたが寝坊!というよりもあまりの寒さで外に出られず)
7:00 美濃戸口を出発

今回のルートは美濃戸口―美濃戸―北沢―赤岳鉱泉―行者小屋―地蔵尾根―赤岳
をピストンの予定です

美濃戸口周辺は12.19日現在でこんな感じ 
無雪期は美濃戸口からさらに車で美濃戸まで入りますが
このようなさらさら雪が大量に積もっているようなので今回はあきらめて歩きます
聞けば これからの季節は美濃戸口から美濃戸への林道には
4WD&4輪スタッドレス&4輪はしごチェーンがベターとのこと
車で行かれる方は十分ご注意ください

今回は美濃戸口のスタートからアイゼンを装着

赤岳鉱泉へ向けて


9:10 北沢を赤岳鉱泉へ 快晴・無風 雪は例年に比べかなり多いです


北沢と南沢 どちらのルートも趣きがあり どちらを選ぶか悩ましいですが
自分は 明るく開放的な北沢ルートが好きです あと早いので

9:50 赤岳鉱泉に到着 アイスキャンディーもすでにかなり成長
9:50 赤岳鉱泉に到着
今回も美味しいお味噌汁をいただきました
ここまで約3時間弱 やはり2時間遅れ 


横岳をバックに
小休止のあと行者小屋へ出発
赤岳鉱泉から行者小屋へは約40分

赤岳鉱泉から行者小屋へ向かう途中 大同心と小同心の素晴らしい眺め

小屋の方と先行者の方達のおかげでトレースはばっちり 
ラッセルの必要な箇所もなく 危険個所ありません

10:25 行者小屋に到着 行者小屋越しに仰ぎ見る阿弥陀岳

行者小屋と大同心・小同心 
ほどなくして行者小屋に到着 そのまま地蔵尾根へ向かいます
文三郎尾根を行こうかと迷ったのですが かなりの新雪が積もっているため
トレースのしっかりとした地蔵尾根へ


地蔵尾根への樹林帯
いよいよ地蔵尾根への登りになります
かなりの雪の量ですが 12.20(Sat.)から開業の赤岳展望荘のスタッフさん達が前日に荷揚げ
されたとのことで トレースはばっちり ラッセルの必要は全くありませんでした
小屋の方達や先行者の方達に感謝・感謝でした

11:25

はしごや鎖もこの時期はまだ出ています

地蔵尾根から見る阿弥陀岳 胸突き八丁の苦しいところですが 最高の景色に癒されます
11:45 稜線まであとわずかです
11:50 そしてやっとのことで稜線に到達 赤岳と富士山 いつも見ても美しい
今回は日帰りということで 赤岳展望荘まで 
今度は泊まりで厳冬期の南八ヶ岳に行ってみたいと思いました

これは行者小屋から仰ぎ見る赤岳 西壁の厳しい姿
地蔵尾根から見る行者小屋
こちらは地蔵尾根からみた赤岳鉱泉 アイスキャンディーがビルのようです
赤岳展望荘でしばしの休憩をとらせてもらい
もと来た道をもどります
下りはいつものように快足をとばして
赤岳展望荘から約3時間余りで 美濃戸口に帰着
なんとか明るいうちに下山し帰路につきました

これからアイスクライミングのハイシーズンですね
帰りの赤岳鉱泉でいただいたジャワカレー とっても美味でした


文三郎尾根と地蔵尾根は どちらも急峻な岩尾根で 特に上部は傾斜も強く
夏の鎖は厳冬期には埋まっているため滑落は致命的になると思います
アイゼンとピッケルワークは確実に
今回は快晴・無風の条件下でしたが 冬の八ヶ岳の森林限界より上は
猛烈な突風が吹くこともしばしばのようですので 
気象条件にも十分な注意が必要かと思います




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