アップルコンピュータから最初に発売されたMacintoshのパーソナルコンピュータ。
ベージュ色のケースの上部は、手を入れて持ち運べる構造になっている。また、以後Macintoshの伝統となるワンボタンマウスが付属。Macintoshの発売は1984年、リドリー・スコットのテレビコマーシャルが同年の1月22日のスーパーボウルXVIIIで放映された。Macintoshの販売は強力で、1984年5月3日までに72,000台に達した。
後に後継のMacintosh 512Kが発売されたことにより、搭載されているメモリの容量からMacintosh 128Kと呼称されている。
特徴
Macintoshは、コンピュータグラフィックスの描画性能に重点が置かれて設計された。当初は、ハードウェアが$10,000以上の中型機に匹敵するものだった。
主演算装置とメモリ
機械の中枢を司るのは1台の8MHz Motorola 68000と16ビットデータバスで接続された128KB DRAMである。RAMの少なさは、マルチメディアソフトには致命的な欠陥だと判明したが、拡張はできなかった。64 KB ROMチップは192 KBに拡張されたが、DMAビデオコントローラと共有されるディスプレイの22 KBフレームバッファに相殺された。
周辺機器
一体型の白黒9インチCRTの解像度は512x342画素で、DTPの72PPIの規格の元になった。拡張とネットワークはRS-422 DE-9の標準的な2つの出力端子でそれぞれ"printer"と"modem"と名づけられ、ハンドシェイクはサポートされなかった。
OEM 更新
アップル社は、128Kから512Kへ内部のロジックボードの交換を含む高額な"公式"更新を用意していた。さらにアップルは800Kフロッピーディスクキットを提供し、その中には512Kロジックボードへの更新と128KROMの更新も含まれていて、Macintosh 512Keへと更新できた。最終的には、128Kから512Keへ更新してロジックボード同様に筐体を入れ替えてMacintosh Plusへ更新できた(この場合出力端子の配置が異なる)。さらにMacintosh Plusの拡張キーボードも選択できた。どのキットも単独あるいは組み合わせMacintosh 128Kに追加できた。全ての更新はアップル社のプロの技術者が担当した。
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