
J・P・モルガンがUSスチールを創業
USスチール
(United States Steel Corporation(U.S. Steel)、NYSE: X)
アメリカ・中央ヨーロッパに大きな生産拠点を持った総合製鉄会社。2005年の粗鋼生産は1930万トンで、世界7位。USスチールは1991年にUSXコーポレーション(USX Corporation)と改名されたが、2001年に再びUSスチールへと改称。2006年の時点で、アメリカ合衆国最大の製鉄会社。当時世界初の時価総額10億ドル企業となった。
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | NYSE: X |
略称 | USスチール |
本社所在地 | ![]() ペンシルベニア州ピッツバーグ |
設立 | 1901年 |
業種 | 鉄鋼 |
事業内容 | 製鉄、鋼材、採掘 |
代表者 | John P. Surma Jr.(会長兼CEO) |
売上高 | 140億3900万ドル(2005年) |
従業員数 | 4万8000人 |
外部リンク | www.ussteel.com |
ジョン・モルガン
ジョン・ピアポント・モルガン J. P. Morgan | |
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ジョン・ピアポント・モルガン
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生誕 | 1837年4月17日![]() |
死没 | 1913年3月31日 (75歳)![]() |
職業 | 投資家 銀行家 |
配偶者 | フランシス・ルイーズ・トレイシー |
米国の銀行家・投資家・実業家。コネチカット州生まれ。アメリカ5大財閥の一つモルガン財閥創設者。金融を通して会社を買収し財を成した人物。鉄道・鉄鋼・海運・電気・無線など主要な産業のトップ企業を買収、またはトラスト(複数の同業企業が株の持ち合いなどを行い市場を寡占する状態)を作り富を築いた。『非効率的な運営を行う産業を、買収やトラストという方法を通じて効率化する』という理念をもとに活動した人物。タイタニック号の実質的なオーナーとしても有名。また巨大な芸術品コレクションをニューヨークのメトロポリタン美術館とワズワース・エサニアムに遺贈した。
【戦前】
大企業取引に特化して、優良企業とのみ取引し、それら事業会社の資金調達を一社で独占。また、倒れたときには救済するのがモルガン商会であった。事業会社もそれがゆえにモルガンを頼りにし、他との入札などありえなかった。
【戦後】
事業会社側の内部留保が増えた上、規制緩和でCP等の発行が可能になり、大企業のモルガン離れがすすむ。主幹事競争入札、引受手数料自由化でモルガンの収益は低迷。
代替業務として、中南米ローン、M&A斡旋、買収エクイティ・ファンド、買収LBO、メザニン・ファイナンス等に傾注していく。主取引先への敵対買収も辞さず、救済などもちろんしない。さらにチェースと合併(JPモルガン・チェース)で中小企業、カードローンへも。