3月7日 1876年の今日この日
アレクサンダー・グラハム・ベルが電話機の特許権を獲得
(1847年3月3日 - 1922年8月2日)
スコットランド生まれの科学者、発明家、工学者。
世界初の実用的電話を発明。ベルの祖父、父、兄弟は弁論術とスピーチに関連した仕事をし、母と妻は聾だった。このことはベルのライフワークに深く影響している。聴覚とスピーチに関する研究から聴覚機器の実験を行い、ついに最初のアメリカ合衆国の特許を取得した電話の発明(1876年)として結実した。
後にベルは彼の最も有名な発明が科学者としての本当の仕事には余計なものだったと考え、書斎に電話機を置くことを断わった。発明された電話機は、1876年のフィラデルフィア万国博覧会に出展、金賞を受賞。
アレクサンダー・グラハム・ベルが電話機の特許権を獲得
アレクサンダー・グラハム・ベル | |
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1914年から1919年ごろ
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人物情報 | |
生誕 | 1847年3月3日![]() |
死没 | 1922年8月2日(75歳)![]() |
居住 | ![]() ![]() ![]() |
国籍 | ![]() ![]() ![]() |
出身校 | エディンバラ大学 ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン |
学問 | |
研究分野 | 工学 |
研究機関 | ボストン大学 |
主な業績 | 電話機の発明 |
署名 | |
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プロジェクト:人物伝 |
アレクサンダー・グラハム・ベル
Alexander Graham Bell(1847年3月3日 - 1922年8月2日)
スコットランド生まれの科学者、発明家、工学者。
世界初の実用的電話を発明。ベルの祖父、父、兄弟は弁論術とスピーチに関連した仕事をし、母と妻は聾だった。このことはベルのライフワークに深く影響している。聴覚とスピーチに関する研究から聴覚機器の実験を行い、ついに最初のアメリカ合衆国の特許を取得した電話の発明(1876年)として結実した。
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ベルの電話の特許(1876年3月) |
その後も様々な発明をしており、光無線通信、水中翼船、航空工学などの分野で重要な業績を残した。1888年にはナショナルジオグラフィック協会創設に関わった。またナショナルジオグラフィック協会の会長を務めた(在職期間:1896年 - 1904年)。その生涯を通じて科学振興および聾者教育に尽力し、人類の歴史上最も影響を及ぼした人物の1人とされることもある。
栄誉と記念
電話の普及とともにベルの名声は高まり、様々な栄誉と賛辞が贈られた。1880年、アカデミー・フランセーズからボルタ賞を授与。審査員にはユーゴーやデュマといった有名人もいた。ボルタ賞はナポレオン・ボナパルトが1801年に創設した賞で、アレッサンドロ・ボルタを記念した賞である。ベルはこの賞金を使って基金(ボルタ基金)を創設。その基金によりワシントンD.C.に聴覚障害の研究機関が創設されている。トーマス・エジソンが蓄音機に使った蝋管はその研究所で発明された。フォトフォンの研究もその研究所で行った。その研究所は後に Alexander Graham Bell Association for the Deaf and Hard of Hearing に組み込まれた。フランス政府はレジオンドヌール勲章を授与。英国ロイヤル・ソサエティ・オブ・アーツは1902年、アルバート賞を授与。1884年、IEEEの前身であるアメリカ電気学会 (American Institute of Electrical Engineers) (AIEE) の創設にも関わり、1891年から1892年まで会長を務めた。