『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』第8話「ラプラス、始まりの地」

マシンにのまれたんだろう
サイコミュの逆流だ
操縦しているつもりが
いつの間にか操られている
強烈な否定の意思を感じた
あれはガンダムに埋め込まれた
システムの本能だろう
ニュータイプを見つけだして破壊する
たとえ それが造り物であっても
マシンには本物と作り物を
識別する能力はない
でも 人は違う
感じることができるから
私にはマスターがいる
たとえ 造り物だとしても
私は 私の全存在を懸けて尽くす
マスターが望むことを望み
マスターが敵とするものと戦う
お前の中を見た
お前も私と同類かもしれない
あ・・・
そうとでも思わなければ
私の立場がないよ
だがガンダムは止まった
お前の意思が・・・
お前の中にある根っこが
システムを屈服させたんだ
私たちには それがない だから
マシンと同化できてしまう
私のことはいい
バナージ たとえ どんな現実を
突きつけられようと
「それでも」と言い続けろ
自分を見失うな
それが お前の根っこ
あのガンダムの中に眠る
もうひとつのシステムを・・・
呼び覚ます力・・・に・・・
あれにラプラスの箱が託されたのは・・・





U.C.0001年 今日この日 『ラプラス事件』発生 (ユニバーサル・センチュリー トリプルオーワン)


3月23日 1749年の今日この日ピエール=シモン・ラプラス(Pierre-Simon Laplace)生誕