『機動戦ガンダムユニコーン RE:0096』第18話「宿命の戦い」





インダストリアル7へ急ぐネェル・アーガマは『袖付き』のモビルスーツの攻撃に進路を阻まれる。その戦線を突破できなければ、フル・フロンタルに『ラプラスの箱』の確保を許してしまう。さらにフルアーマー・ユニコーンガンダムのバナージに対し、リディのバンシィ・ノルンが立ち塞がった。一方、カイ・シデンから、コロニーレーザー『グリプス2』が稼働し『箱』の消滅も厭わない作戦が進展しつつあると聞いたブライトは、コントロールセンターがあるシャイアン基地にラー・カイラムを急行させる。血の呪縛に縛られ暴走するリディ。怪我を押してクシャトリヤ・リペアードで救援に駆けつけたマリーダは、バナージに先に行けと命じるのだった。

  • 脚本:むとうやすゆき
  • 絵コンテ:古橋一浩、村瀬修功、玄馬宣彦
  • 演出:佐藤照雄、初見浩一
  • 総作画監督:高橋久美子、玄馬宣彦
  • キャラクター作画監督:恩田尚之、寺岡 巌、菱沼義仁、茂木信二郎、柴田 淳
  • メカ作画監督:中谷誠一、仲 盛文、高谷浩利、津野田勝敏、城前龍治

 (オットー)
艦長より達する

これより本艦は インダストリアル7に向かい
ラプラスの箱を確保する作戦を実施する

期せずして 当初の任務に戻った格好だが
これは 軍の命令によって行う作戦ではない

生き延びるため
フル・フロンタルの手に箱が渡るのを阻止するため
本艦が独自で行う作戦である

フル・フロンタルが示した サイド共栄圏構想と
ミネバ殿下が言う 可能性に揺らぐ未来

どちらが正しいことなのかは 私にも分からない
それを決めるのは 我々ではなく 今を生きる若者たち
これから生まれてくる まだ見ぬ子供達だろう

彼らに判断を委ねるためにも 我々は生きて帰らねばならない
持ち帰った箱と共に 真実を世界に問わねばならない

軍人として ひとりの大人として
諸君の健闘に期待する!